風俗嬢になったら生活水準を上げてはいけない!!
〜「しょせん風俗嬢」と馬鹿にされたくないのであれば世の中の事を少し理解する〜
こんにちはM性感シンドロームの元キャストアンナです。
今回は現役時代の私のお金の使い方についてお話させていただきます。
私は風俗をする前は手取り20万前後の普通の会社員をしていました。あるきっかけでこの業界に入り、文句の言いようの無い昼職の何倍ものお給料を出稼ぎながらもらっていました。
お給料で1ミリも文句はなかったですが、ずっとこの仕事を続けるつもりはありませんでした。
前回のブログで「風俗は目標(夢)のために利用するもの」と書かせていただいた通り、「辞める仕事」、「次の自分へのステップアップの仕事」、『手段』と捉えていました。
ですのでシンドロームでNo.1の称号をいただいても私の生活はとても地味でした。笑
よくお客様に「そんなに稼いでいいマンション住んだり、外車買ったりしないの?」と聞かれてましたが
答えは「NO」
私はいくら稼いでも私の生活は月20万のOLのまま、住んでいるところも変わりませんし車も買いませんでした。
もちろんそのようなものに憧れが無いわけではないですよ?おしゃれなタワーマンションに住みたい、すれ違うみんなが振り返るような外車に乗りたい!そんな願望はもちろんありました。
しかしそんな願望がありながら、
それらが叶うようなお給料をもらいながらも、
それをしなかった理由…
『一度生活水準を上げると下げることが出来なくなるから』
それは『風俗業界から抜け出せなり破滅の道へ行く』ことを意味します。
オーバーだなと、思う方もいらっしゃるかもですが私は本気で思っていました。
ですので私は生活水準を上げることをしませんでした。
どういうことかひとつずつ説明しますね。
生活水準を下げることができないとなると
①生活水準を下げない為にずっとこの業界で働き続けるか
②いいタイミングで生活水準を下げないでも養ってくれるいい相手を見つけ結婚しこの仕事を卒業するか
③もしくは生活水準を下げなくていい風俗以外の他の仕事にスライドする
この3つのどれかだと思います。
③は破滅の道ではありませんが少し長い目で見なければならないです。
今回は1番目についてお話しますね。(②③はまた別の回でお話します)
生活水準を下げない為にこの仕事をし続けるという選択をとった場合、
例えばいいマンションに住む
ストレスもかかる仕事ですし、頑張った自分へのご褒美にいいマンションに住む、毎日気持ちがいいものです。
自分だけのお城…家に帰るのが楽しくなりそうですね。
ではなぜダメなのか?世の中には成功してお給料が上がりいいマンションに引っ越している人はたくさんいるじゃないか!!
とお思いの方もいらっしゃると思います。
では公務員であれば年功賃金制度で、年齢や勤続年数と共に少しずつ右肩上がりにお給料が上がっていきます。
そしてよっぽどのことがない限り、お給料が下がったり、リストラにあうことはありません。
では次にあなたが一般サラリーマンでしたら?
景気も少しずつ上がってきているとは言われますが実際の手取りのお給料が上がっているでしょうか?ご自身が昼職をしていたら考えてみてください。
もしくはお父さんや彼氏さん、友達はお給料が上がったなどの話を聞いたことがありますか?
NOと言う方ばかりではないでしょうか?
私が生まれる前ですがかつて日本はバブル時代と言うものがあり、とても景気が、モノやサービスが売れに売れ、会社にたくさんのお金がはいり、会社もそのお金を社員にバンバン還元していました。
ですのでその時代は一般社員もとても羽振りがよかったようです。平野ノラさんの時代ですね。笑
しかしバブル崩壊後日本が学んだことは景気がいいからといって給与を上げるのはやめよう。
景気循環サイクルというものがあり好景気もあれば不景気も必ず来るのだから、不景気に供えて会社にストックのお金を置いておこう!という考えに変わりました。
ですので今アベノミクスで景気回復している!と盛んに言われますが一般社員がその恩恵を受けることはありません
ですが多少なりとも会社にストックはあるので、お給料は下がりはしないでしょう。ほんの少し上がる、もしくはほとんどの企業が現状維持が多いのではないでしょうか。
そのことを踏まえたらあなたが公務員やサラリーマンであれば、一度いいマンションの家賃を払えるお給料をもらったら、引っ越しても高い家賃を払い続けることが出来るでしょう。
では固定給の無い、この「風」と言われる業界で働いている私たちはどうでしょうか?
冷静に自分の「風俗嬢としての価値」を考えてみましょう。昼職の方たちと同じようにいくでしょうか。
勘違いしないでくださいね、人間としての価値ではありませんよ、風俗嬢としての価値です。
では次のブログに私が自分自身を風俗嬢としての価値をどのように評価していたか書かせていただきますね。
次回のブログも見てくれると嬉しいです